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大崎梢:忘れ物が届きます(光文社) [読書]

大崎梢さんの新刊を入手

表紙の絵に見覚えが、と思って確認したら同じ光文社刊の「片耳うさぎ」「ねずみ石」と同じ大庭賢哉さん

タッチは似た雰囲気ですが、随分と細かい絵です

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不思議なことに縮尺がマチマチ

木の下の姉弟が基準だとすると、ポストも同じ縮尺だが、その上に小さな郵便配達夫がちょこんと座り、ポストの付け根の自転車はさらに小さく、女の子の足元の可愛いお家はもっと小さい。

更に、雪をかぶった山や、膝くらいの高さを漂う白い雲。

おやおや、女の子の抱えた赤いリボンの箱にセーラー服の様な少女が腰かけている。

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ようこそ授賞式の夕べに:大崎梢 読了記 [読書]

最後は一気に読み終えました。
面白かった。

ミステリーですからいろんな仕掛けがあって、また、大崎さんお得意のホンワカタッチに加えて、ウルウル来るクライマックスも上出来。
再び巻頭を読み返して、・・・・、これは上手いな。

杏子&多絵に加えてヒツジ君が舞台を廻していきますが、成風堂シリーズやヒツジ君シリーズに加えて他の作品、たとえばクローバーレインなども登場して、大崎ファンにはこたえられないでょう。

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もちろん、大崎さんを初めて読む人でも十分楽しめるソフトミステリー。

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ようこそ授賞式の夕べに:王様のブランチブックランキング [読書]

6割ほど読み進んだ。

書店大賞授賞式の一日を様々な登場人物の視点で書いたミステリー。
舞台はいよいよ授賞式会場へ。

目まぐるしく各地を移動し、走り回る。

地理感に不安のある人のためにも便利な地図付き。

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この地図の難点は、などと偉そうなことを言いますが、発端となるはちまん書店福岡店が右上に。
方角が右上(北東)ということではなく、首都近郊からは遠いので「遠いですよ」と言うことを言いたいのでしょうが、地図という点から言うと左下の方がいいのでは。
しかし、その方角には主人公の勤める成風堂が場所を占めていて入りこむ余地なし。
成風堂は場所を特定したことはないのですが、確か、駅ビルに入居していて、この作中でもその駅から乗車して東京駅で電車を降りる場面があって、どう考えても乗車地は横浜方面でしょうから(京葉線ということもあるが)成風堂を移動させられないし、
ついでに述べると、利用線は中央線や山手、京浜東北ではない。
なぜなら杏子達は東京駅で乗り換えて神田駅を目指すので、これらの線は東京駅で下車する必要無し。

ということで、はちまん書店の位置取りは辛いところです。

話はいよいよ佳境

さて、最後まで読み進みますか・・・

今日の王様のブランチのブックランキングで「ようこそ・・・」が10位にランクイン

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おめでとうございます!

嬉しいことに、おまけに付いている先ほどの地図の裏に大崎さんの掌編小説があります。
こちらは本編読後に読ませていただきましょう。


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ようこそ授賞式の夕べに:大崎梢(東京創元社) [読書]

久々の「成風堂書店事件メモ」シリーズです。

杏子さん、多絵さんと会えるのも何時以来か。

書店大賞(本屋大賞?)授賞式が舞台なので書店員、出版社、作家、など登場しますから、懐かしい顔ぶれにもお会いできそうです。

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多絵さん杏子さんはこんなイメージだったっけ?
後ろを走っているのはヒツジ君かな?

暦の上ではノベンバーだから、まだまだ読書に取り組むのもいいでしょう。
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ふたつめの庭:読了 [読書]

どうなることかと思いましたが、大崎さんの作品にしては珍しくスッキリした結末でした。

視点が子供なのか、保育士さんなのか、親なのか、月刊誌の小説新潮に連載されていたとのことですから、毎回工夫がされているのでしょうね。

様々な事件(エピソード)が展開されますが、解決のきっかけになるのが絵本です。
「もりたろうさんのじどうしゃ」「こんとあき」など、大人にとっても懐かしい本が登場。
絵本に詳しければなお一層興味が募る一作でしょう。
血なまぐさい事件が起きるわけではなく、基本はロマンス、加えて人とのふれあい。
「絵本ミステリー」と名付けるのは大袈裟ですが、この本で子供の頃を思い出すこともあるでしょう。

その他の切り口は
湘南モノレール

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大崎梢:ふたつめの庭  読書中 [読書]

保育士さんのお話

湘南モノレール 西鎌倉駅近くにある「かえで保育園」が舞台

シングルファーザー、シングルマザー、保育士さん、イラストレーターなどが登場するからロマンスの種は沢山あります。

が、読ませどころは子供の視点から見た父親像、母親像。
涙腺うるうる来そうです。

しかし、この本ならではの興味はご当地ネタ。

裏表紙は

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小説のなかでは西鎌倉から一番近い腰越海岸が書かれていますが、この写真は七里ヶ浜から見た江ノ島だな。

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大崎梢:ふたつめの庭(新潮社) [読書]

ゴールデンウイークが過ぎ去り、落ち着いたところで何か読書を、と思っていたところで入手しました。
大崎梢さんの新刊

テーマは

・保育士
  待機児童が話題になっている折、タイムリーです
  
・恋
 保育士さんとシングルファザーとの・・・恋?
  帯には「家族と恋との新しい出会い」

・湘南
  表紙が

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アンソロジー三部作・読了 [読書]

「ペットのアンソロジー」を読み終わりました。

和菓子、本屋さん、とは異なる趣き。
ペットに対する愛情にあふれた10作。

どれか一作、というならば我孫子武丸さんの「里親面接」
ミステリーとしてはよくあるパターン、というか、何かあると思わせながらスッキリとやられました。
最後はペットに対する愛情で締めくくるところがアンソロジーにふさわしいショートミステリーです。

さて、アンソロジー三作読み終えてのまとめ

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ペットのアンソロジー(光文社) [読書]

アンソロジー三部作の三冊目

近藤史恵さんが呼びかけたペット編です。

いつものように紀伊国屋新宿本店で購入。

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紀伊国屋のブックランキングに貢献したかな?

さて、トップバッターは森奈津子さんの「ババアと駄犬と私」
いやいや、強烈な題名ですね。
和菓子、本屋さん、はある程度想像のつく作品でしたが、ペットはどうなることやら。
犬、猫以外も登場するそうで、楽しみです。

一日一作進みましょう。
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大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー 読了 [読書]

一日一作づつ楽しみに読みました。

面白かった!

「本屋さん」と銘打っているだけあって、本屋さんからはずれず、書店の立場から、お客さんの立場から、真正面に取り組んでいました。

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大雑把に分類すると、
書店員の側から見たもの6作
お客さんの側からのもの3作
ロバの側・・・これは書店の方かな・・・1作

ちょっと軽いミステリー、謎解きで、最後はハッピーエンドが多いから安心して読めます。
大崎梢さんは珍しく力の入った一作。
杏子さんが出てくるかと思っていたけど、舞岡さんだったら違うのか、杏子さんは確か木下さんだったしね。

どれもお薦めですが、どれか一つというならやっぱり「ロバのサイン会」かな。

さあ、最後の「ペットのアンソロジー」に進むぞ!
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