大崎梢:プリティが多すぎる(読了記) [読書]
大崎梢さんの「プリティが多すぎる」を読ませていただきました。
一日一話づつ読んで一週間くらい。
話としては、新米とも言えなくなった入社三年目の駆け出し編集者が畑違いのローティーン向け雑誌編集部に転属してからの一年間を綴っています。
様々な大事件・小事件を織り込みながら、ちょっとほのぼの、ちょっとドラマチック。
舞台となる出版社は文藝春秋社の建物の雰囲気ですが、雑誌「ピピン」と少女モデル「ピピモ」はローティーン誌トップの学研「ピチレモン」と「ピチモ」を意識しているようです。
といっても私もこの業界には不案内なので(少女雑誌と言えば妹の読んでいたマーガレットや少女フレンドくらい)、紀伊国屋書店のローティーン誌売り場を覗きましたが、覗くと言っても距離を置いて眺めるくらいで棚には近づけません。(何故って、無理ですよ)
興味ある方はこちらをどうぞ
http://pichilemon.net/
こちらは主人公・南吉クン
中扉の南吉クン
落差が激しいな。
書評という程のものでもありませんが、
①悪人はでてこない
②ピュアな性格の人が多くて、登場人物の書き分けが解りやすい
③一話づつまとまっていながら全編を通してクライマックスへ持っていけている
など、読後感はさわやかで、良い出来上がりだと思います。
正社員と契約社員から始まって、カメラマン、スタイリスト、美容師、モデル事務所など、知らない世界が広がります。
どの世界も助手が出てきたり、編集長と副編集長、駆け出し、など階層社会が展開。
勉強になります。
誰でも一所懸命取り組んでいる世界があって、様々な経験を通して成長していくんだ、というどの社会や時代にも共通するテーマの小説だと思いました。
悪人はでてきませんが、あえて取り上げれば南吉クンが一番の悪い役まわり(図らずもですが)を演じてしまった、というのが皮肉であります。
「夏のくじら」に次いで好きだな、この小説。
一日一話づつ読んで一週間くらい。
話としては、新米とも言えなくなった入社三年目の駆け出し編集者が畑違いのローティーン向け雑誌編集部に転属してからの一年間を綴っています。
様々な大事件・小事件を織り込みながら、ちょっとほのぼの、ちょっとドラマチック。
舞台となる出版社は文藝春秋社の建物の雰囲気ですが、雑誌「ピピン」と少女モデル「ピピモ」はローティーン誌トップの学研「ピチレモン」と「ピチモ」を意識しているようです。
といっても私もこの業界には不案内なので(少女雑誌と言えば妹の読んでいたマーガレットや少女フレンドくらい)、紀伊国屋書店のローティーン誌売り場を覗きましたが、覗くと言っても距離を置いて眺めるくらいで棚には近づけません。(何故って、無理ですよ)
興味ある方はこちらをどうぞ
http://pichilemon.net/
こちらは主人公・南吉クン
中扉の南吉クン
落差が激しいな。
書評という程のものでもありませんが、
①悪人はでてこない
②ピュアな性格の人が多くて、登場人物の書き分けが解りやすい
③一話づつまとまっていながら全編を通してクライマックスへ持っていけている
など、読後感はさわやかで、良い出来上がりだと思います。
正社員と契約社員から始まって、カメラマン、スタイリスト、美容師、モデル事務所など、知らない世界が広がります。
どの世界も助手が出てきたり、編集長と副編集長、駆け出し、など階層社会が展開。
勉強になります。
誰でも一所懸命取り組んでいる世界があって、様々な経験を通して成長していくんだ、というどの社会や時代にも共通するテーマの小説だと思いました。
悪人はでてきませんが、あえて取り上げれば南吉クンが一番の悪い役まわり(図らずもですが)を演じてしまった、というのが皮肉であります。
「夏のくじら」に次いで好きだな、この小説。
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