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「和菓子のアン」読了 [読書]

五話構成の最後まで読ませていただきました。

文章は手慣れていて読みやすいんですよ。

帯にあるように「ほのぼのミステリー」です。

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和菓子の世界はミステリー、ですが、題材になりやすいところは上生菓子なんですよね。

菓子の名前、デザイン、姿形、など
歌舞伎や和歌に由来した菓子
季節の桜や紅葉
雛祭り七夕などの歳時記
いろいろ蘊蓄の宝庫ですが、実際に上生菓子はそんなに売れない・・・

しかし、団子や饅頭ではミステリーになりにくい

ミステリーを求めて行くと現実とは離れて行くし、お馴染みの菓子ではお笑いの世界になってしまう。

この辺がつらいところで、おまけに上生菓子の美味しさは表現しにくいんです。(というか、そんなに大差ない世界)

饅頭、団子の美味しさは表現できても、上生菓子の美味しさを伝えるのは難しい。

五話の中でも和菓子の美味しさを伝えようとしていますが、残念ながら一番美味しそうに感じたのは「スフレ」

続編はない、と書きましたが、あとがきを読むと続編がでているそうなので期待しましょう。
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