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大崎梢:忘れ物が届きます(光文社) [読書]

大崎梢さんの新刊を入手

表紙の絵に見覚えが、と思って確認したら同じ光文社刊の「片耳うさぎ」「ねずみ石」と同じ大庭賢哉さん

タッチは似た雰囲気ですが、随分と細かい絵です

001.JPG

不思議なことに縮尺がマチマチ

木の下の姉弟が基準だとすると、ポストも同じ縮尺だが、その上に小さな郵便配達夫がちょこんと座り、ポストの付け根の自転車はさらに小さく、女の子の足元の可愛いお家はもっと小さい。

更に、雪をかぶった山や、膝くらいの高さを漂う白い雲。

おやおや、女の子の抱えた赤いリボンの箱にセーラー服の様な少女が腰かけている。


これらは本の中身に関係しているのだろうか?

五編のミステリー集ということだそうですが、その中には「忘れ物が届きます」という題名は無いので、どのような仕掛けになっているのでしょうか。

まずは一作目の「沙羅の実」を読ませていただきました。

スキーのジャンプ少女と同じ名前ですが、もちろん関係無し。

大崎梢さんらしい、といってよいかどうか、ちょっと血生臭くなりそうなところで止まって、ライトミステリーの範疇に入るかな。

もう一度読み返したくなって、まあ短編ですから、読み返しました。

二作目以降が楽しみです。

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